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健康食品の倉庫・物流のポイント|アウトソーシング業者の選び方も

  • #EC物流
  • #発送代行

2024.08.09

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健康食品やサプリメントを倉庫で保管したり、それらの入荷・出荷の状況を管理したりする場合、いくつか重要なポイントがあります。食品以外の商品に比べて衛生面で配慮する必要があるだけではなく、健康食品・サプリメントの場合は定期購入への対応も必要になる点が特徴です。

この記事では、健康食品やサプリメントの物流業務に関するポイントについて、詳しく解説します。さらに、アウトソーシングを活用するメリット・デメリットや、アウトソーシング業者の選び方についても取り上げるので、ぜひ参考にしてください。



健康食品・サプリメントの倉庫・物流に関する4つのポイント

健康食品・サプリメントの販売を行う場合、購入者に安全かつ確実に商品を届けるために倉庫での保管や物流の管理などを徹底する必要があります。健康食品・サプリメントの倉庫・物流に関する4つのポイントを解説します。

適切な保管環境の管理

健康食品・サプリメントの品質を守るには、適切な保管環境を維持することが大切です。商品によっては、直射日光・温度・湿度によって変質してしまうものもあります。品質が低下してしまうと出荷できず大きな損失になるため注意しましょう。

健康食品・サプリメントの適切な保管環境は、下記の通りです。

  • 直射日光が当たらない場所     
  • 温度変化が少ない場所       
  • 雨や風が当たらない場所      
  • 湿度が高くない場所
  • 強い臭いを発するものから離れた場所

温度や湿度は、測定する場所によって数値に差が出ることがあります。家電製品や暖房機器の近くは温度が高くなりやすいため要注意です。

賞味期限に基づく出荷管理

賞味期限に余裕がある状態で健康食品・サプリメントを購入者に届けられるように、出荷管理を徹底する必要があります。

賞味期限が迫っている商品を在庫としてストックしておくと、購入や発送のタイミングによっては賞味期限が切れたりギリギリになったりする可能性があります。

賞味期限に基づく出荷管理の具体例は、下記の通りです。

  • 出荷期限日を設定する 
  • 賞味期限や出荷期限日を確認しやすいように保管する
  • 賞味期限を起点とした先入れ先出しで出荷する

出荷期限日を設定していても、適切に在庫管理ができなければ意味がありません。期日が見やすい状態で配置して保管しましょう。

トレーサビリティへの対応

健康食品・サプリメントの安全性を確保するには、トレーサビリティへの対応が必要不可欠です。トレーサビリティとは、商品の製造から購入者に届くまでのすべての流れを明確な状態にすることです。

商品の情報をロットごとに管理し一元的管理することで、万が一品質や購入者の健康に問題が生じた場合に迅速かつ最適な対応ができます。不具合や問題の責任の所在が明確になり、現場の安心・安全に対する意識も高まります。

トレーサビリティは、EC事業だけではなく製造業やシステム開発などさまざまな業界で導入されている取り組みです。

定期購入・サブスクリプションへの対応

定期購入・サブスクリプションを導入する場合は、倉庫の対応力も確認しておきましょう。

定期購入・サブスクリプションは、顧客からの信用があるからこそ成り立つ販売方法です。発送や対応にミスがあれば、顧客からの信用に悪影響を及ぼす可能性があります。

さらに、購入者ごとにノベルティやサンプルを変える場合は、購入回数などの顧客情報を把握・管理しなければならず手間がかかります。倉庫作業や中止・スキップの処理も煩雑になりやすいため、トラブルが起こらないようにしっかりと対策を講じておきましょう。

健康食品・サプリメントの倉庫・物流をアウトソーシングするメリット・デメリット

健康食品・サプリメントの倉庫・物流に関する業務を効率化したい場合は、アウトソーシングを活用するのも1つの方法です。アウトソーシングにはメリットはもちろんデメリットもあるため、特徴をしっかりと把握した上で検討しましょう。

健康食品・サプリメントの倉庫・物流をアウトソーシングするメリット・デメリットをそれぞれ解説します。

メリット

アウトソーシングを活用する主なメリットは、下記の通りです。

  • 適切な保管環境を維持できる    
  • 品質低下による損失を防げる
  • 業務効率化により顧客満足度が向上する
  • コスト削減につながる       
  • コア業務に人員を配置できる

アウトソーシング業者に商品管理や発送業務を委託することで、保管環境や賞味期限に基づく出荷管理、トレーサビリティへの対応などを強化できます。管理ミスを削減できれば、品質低下による損失も防げます。品質の高い物流管理が実現するため、業務効率化や顧客満足度の向上も期待できるでしょう。

アウトソーシング業者は、商品の保管数量や配送数量によってサービス料金が設定されているケースがほとんどです。閑散期の費用を抑えることで、コスト削減効果も期待できます。

また、倉庫作業に人員を配置せずにすむため、コア業務に集中できるのも大きなメリットです。

デメリット

アウトソーシングを活用する主なデメリットは、下記の通りです。

  • 希望するサービスを利用できるとは限らない    
  • 自社にノウハウが蓄積されない

アウトソーシングで委託できる業務は、業者によって異なります。すべてのプロセスに対応するワンストップ型の業者もあれば、「ピッキング・梱包不可」「事務処理業務はNG」という業者もあるため、事前に対応業務を確認しておくことが大切です。

また、商品の保管や出荷管理などを業者に委託すると、自社にノウハウが蓄積されません。将来的に自社倉庫を構えて物流業務の内製化を目指したいと考えている場合は、対策が必要です。

健康食品・サプリメントの倉庫・物流アウトソーシング業者の選び方

EC事業が拡大する中で、業務を代行してくれる倉庫・物流アウトソーシング業者の数は増加しています。アウトソーシングのメリットを高めるために、複数の業者を比較して自社と相性の良い業者を選定しましょう。アウトソーシング業者の選び方のポイントを3つ紹介します。

コストパフォーマンスを比較する

アウトソーシングを活用して利益率を上げるには、業者を利用した場合のコストパフォーマンスの比較が重要です。

コストパフォーマンスが低い業者を利用すると、利益を圧迫して経営に悪影響を及ぼす可能性があります。安易に料金の安さだけで選んでしまうと、委託費用に見合う成果が得られなくなるため注意しましょう。

さまざまなサービスが受けられる業者でも、うまく使いこなせなかったり不要なサービスがあったりすればコストパフォーマンスは悪くなります。実際に利用するサービスに対して適切な金額かどうかしっかり見極めましょう。

対応業務を比較する

アウトソーシング業者選びでは、どのような業務に対応できるのかサービス内容を比較することも大切です。必要な業務が含まれていない場合、自社で対応しなければなりません。同梱や発送パターンの変更など柔軟に対応してくれる業者であれば、業務効率化も目指しやすくなります。

また、商品の安全性を確保するために、取り扱い商品の管理に対応した設備・保管環境が整っているかどうかにも注目しましょう。倉庫内の温度や湿度、衛生面などは、実際に訪問して確認するのがおすすめです。

フォロー・サポート体制を比較する

トラブルが起こった場合に備えて、フォロー・サポート体制が手厚い業者を選びましょう。

異物混入や誤配送などが起こった場合、事態の把握や対応のために速やかな情報収集が必要です。営業担当者による個別対応などフォロー・サポート体制が整っていれば、トラブルの早期解決を図れます。

まとめ

健康食品やサプリメントの倉庫・物流に関する業務は、アウトソーシングの活用によって効率化を実現できます。コストパフォーマンス・対応業務・サポート体制といった点から、アウトソーシング業者を選びましょう。

ロジモプロは、健康食品やサプリメントの販売を含むECビジネスの物流業務をアウトソーシングできるサービスです。ユーザー密着型サポートで、依頼企業にとっての最適なアウトソーシングの実施方法を提案しております。充実したサポートを受けつつ、健康食品・サプリメントに関する物流業務をアウトソーシングしたい方は、ぜひロジモプロにご相談ください。

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