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ささげ業務とは?ECサイト運営で重要な理由や効率化するコツを解説

  • #EC物流
  • #発送代行

2024.08.09

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ささげ業務とは、ECサイトの商品紹介において不可欠な「撮影」「採寸」「原稿」の3つの業務を指します。オンラインショッピングではユーザーが商品を直接手に取れないため、ささげ業務の質が商品の売れ行きに大きく影響します。

当記事では、ささげ業務の基本概要と作業内容、ECサイト運営における重要性、そして効率化するコツについて詳しく解説します。ささげ業務の適切な実践方法を学び、ECサイト運営の成功に役立ててください。


ささげ業務とは?基本的な概要を解説

ささげ業務とは、ECサイトの商品紹介に必要な「撮影」「採寸」「原稿」の3種類の業務です。

実店舗と異なり、ECサイトではユーザーが商品を直接手に取って選ぶことはできません。そのため、商品のイメージや特徴をより詳しく伝えて顧客の購買意欲を高める手段としてささげ業務が重視されます。また、丁寧なささげ業務によってECサイトそのものが良質なコンテンツとして認められやすくなり、集客力向上につながると期待できます。

ささげ業務の主な作業内容

商品特性などによって詳しい内容やバランスがいくらか変わるものの、ささげ業務の基本的な性質はどのECサイトも共通しています。3つのささげ業務の内容は、次の通りです。

撮影(さ)

撮影は、その商品の見た目や使い方などを視覚的に分かりやすく伝えるために行います。基本的に、1つの商品に対して全体像、細部、使用イメージなど複数の商品写真を記載します。ただ写真を撮るだけでなく、スマホなどでの見やすさを考えつつ写真を編集・加工することも大切です。さらに、短いキャッチフレーズや簡単な説明用イラストなどを写真に加えれば、テキストのみの説明文よりも強く訴えかけられます。

近年は、動画を活用して商品をアピールするECサイトも少なくありません。例えば、音声つき動画を活用すれば視覚と聴覚の両方からアピールできます。また、YouTubeなどに商品紹介動画をアップしてECサイトからリンクを貼る方法もおすすめです。

採寸(さ)

採寸は、商品のサイズを具体的な数値として伝えるために行います。

アパレル関連分野などでは「S」「M」などのサイズ表記がよく用いられるものの、同じMサイズでも、ブランドやメーカーによって実際の寸法は異なります。海外ブランド品の場合は、JIS規格ではなくその国の規格に沿ってサイズが決まっており、インチ表記が用いられるケースもしばしばです。

ユーザーに安心して選んでもらうためには、実際の寸法をできるだけ細かく記載することが重要です。さらに「袖丈」「肩幅」などの測り方を示すイラストを添えておくと、より分かりやすいでしょう。

また、採寸はアパレル関連だけでなく電化製品や家具・インテリア関連などの分野でも重視されます。

原稿(げ)

原稿は、商品紹介ページに記載するキャッチコピーや説明文などのテキストを作成する業務です。撮影や採寸で伝えきれない情報を補うだけでなく、ブランドの世界観やターゲットユーザーの行動パターンなどを意識することで、より高いアピール効果が期待できます。商品に対する共感や信頼感を持ってもらうため、商品開発ストーリーや材料・製法へのこだわりなどを盛り込むのもよい方法です。

原稿は、SEOの観点からも重要とされるポイントの1つです。商品紹介ページのタイトルや説明文に検索されやすいキーワードを盛り込むことで、多くのユーザーの目に止まりやすくなります。

ECサイト運営でささげ業務が重要とされる理由

ささげ業務の重要性をしっかり踏まえながらECサイトを作れば、競合他社との差別化を図りつつアクセス数や売上を向上させやすくなります。ECサイトのささげ業務が重視される理由は、次の通りです。

ECサイト上で商品を魅力的にアピールできる

ECサイトの商品トップ画像は実店舗のディスプレイに、採寸は商品の値札やサイズタグに、そして商品紹介文は販売スタッフなどによる商品説明にそれぞれ相当します。

ユーザーが自分の足で歩いて回る実店舗と異なり、ECサイトの商品紹介ページはクリックやタップ1つで表示・非表示の切り替えが可能です。そして、ユーザーのほとんどはごくわずかな時間で自分が欲しい情報や商品の有無を判断します。より多くのユーザーを短時間で惹きつけるためには、商品の魅力がひと目で分かる商品紹介ページや、ブランドイメージを端的に表現するページデザインが重要です。たとえ商品そのものは高品質でも、商品紹介ページに魅力がないと、ページの離脱率が上がりやすくなります。

ユーザーの安心感を高められる

購入前の試着や試用ができないECサイトでは、ユーザーがなかなか購入に踏み切れない場合も少なくありません。ユーザーが不安を抱えやすいポイントについての情報を詳しく載せることでユーザーに安心してもらい、購買意欲を高めやすくなります。

例えば、微妙な色味や着用感が重視されるアパレル商品の場合、モデルやスタッフによる着用イメージがあるとよい判断材料になります。家電製品などの場合、商品の使い方を動画などで示すことで、機械に詳しくないユーザーにもアピールしやすくなるでしょう。食品であれば、賞味期限やアレルギー食材が含まれているかどうかなどの情報も欠かせません。

また、ユーザーレビューが記載されたECサイトでは、その商品に関するユーザーの正直な感想をチェックできます。1つの商品に対して正反対の意見が寄せられるケースも多く、ユーザーが自分と似たユーザーの感想を知ることでその商品が自分に合うかどうか判断しやすくなります。

返品やクレームの軽減につながる

ECサイトにおけるクレームや返品はユーザーからのイメージダウンにつながるうえ、返品時には返送コストと時間がかかります。ECサイト上に詳しい商品情報を載せることは、「思っていたものと違った」などのクレームや返品を減らすためにも欠かせません。

場合によっては、クレームに関する情報をあえてECサイトに載せるのも1つの戦略です。ユーザーからのクレームに対して真摯に対処した事実を公表することで、運営者としての誠実さを示しやすくなるためです。

ささげ業務を効率化するコツ

ECサイトのクオリティ向上には丁寧なささげ業務が不可欠ですが、ささげ業務に工数がかかりすぎてしまうこともしばしばです。ささげ業務を効率化するポイントは、次の通りです。

ささげ業務を代行業者に依頼する
ささげ業務専門の代行業者に外注すれば、ECサイトの質を高めながら通常業務に集中しやすくなります。また、「モデル撮影だけ」「原稿作成だけ」などのように特定の業務のみを外注することも可能です。各業者のサンプルページや価格、納期などをよく確認し、複数業者に相見積もりを取りながら外注先を検討しましょう。

 

ささげ業務の管理システムを導入する
ささげ業務の管理システムや支援ツールを活用することで、自社内での業務負荷を大幅に軽減できます。例えば、データ登録や画像加工などの自動化、撮影画像をもとにした寸法データや説明文の自動作成などが可能です。システムやプランによって異なるものの、多くの場合は外注よりもコストを抑えやすいでしょう。

 

ささげ業務にかけられる時間やコスト、そしてどの工程により注力したいかによって、最適な手段は変わります。どのようなECサイトを作りたいかをじっくり考えつつ、自社に合った方法で業務効率化を図りましょう。

まとめ

ささげ業務は、ECサイト運営において商品の魅力を最大限に引き出し、ユーザーの信頼を得るために不可欠です。適切な撮影、採寸、原稿作成により、ユーザーは商品を詳細に理解し、安心して購入できます。

ささげ業務の効率化には、代行業者の利用や管理システムの導入が効果的です。さらに物流業務のアウトソーシングを活用することで、EC運営に重要なコア業務に専念できます。

株式会社清長が提供している発送代行サービス「ロジプレミアム」はささげ業務を含めた物流業務のアウトソーシングが可能となっております。

ささげ業務や物流業務のアウトソーシングを検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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