カナダ発祥である中小規模事業者向けのECサイト構築サービス「Shopify(ショッピファイ)」。
2017年より日本の市場にも参入し、低コストでECサイトを運用できる点、越境ECでの強さや拡張性の高さが人気となり、2023年の時点で日本国内の導入数は30,000店舗を超える規模にまで成長しています。
そのため、
「ShopifyでECサイトを構築してますが、ロジモプロに発送業務を依頼できますか?」
「Shopifyとロジモプロを連携して発送業務を自動化できますか?」
といったご質問が多く寄せられております。
Shopifyとロジモプロの連携については他のサイトでも紹介されている記事をお見かけしますが、ロジモプロの公式サイトより詳しく解説させていただきます!
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Shopify(ショッピファイ)とロジモプロは連携できる?ロジモプロ公式サイトが詳しく解説
- #EC物流
- #発送代行
2024.02.15
目次
Shopifyとロジモプロの連携について
「Shopifyとロジモプロは連携できるの?」というご質問に対する回答ですが、結論から申し上げますとShopifyとロジモプロはシッピーノというアプリを利用する事で自動連携が可能です!
シッピーノを利用する事で、Shopifyとロジモプロの連携において受注から出荷完了までのプロセスを自動化する事が可能となります。
「シッピーノ」について
シッピーノとは、受注処理から発送依頼まで、ECの出荷に関わる業務を自動化するアプリです。
ShopifyやBASEといったECカート、また楽天市場、Yahoo!ショッピング、AmazonといったECモールと物流サービスを連携する事が可能です。
■シッピーノ 公式サイト
https://www.shippinno.net/
ECサイトと倉庫の同期は24時間自動で実行され、出荷指示・在庫情報が最短30分ほどで連携されます。
シッピーノの特徴の一つに、とにかくシンプルで使いやすいという事が挙げられます。物流倉庫側とEC側の設定が進んでいる場合、最短1~2時間で自動出荷を始められるケースもあります。
また、シッピーノはカスタマーサクセス部門があり、自動出荷の開始までの設定をしっかりサポートしてもらえます。
Shopify×ロジモプロ 連携イメージ
点線の情報が自動連携されるデータとなっております。
※シッピーノから購入者様への出荷完了メールの送信は、任意で自動送信の実行有無を選択できます。
連携できるデータの種類
注文データ
Shopifyの注文データがシッピーノを経由してロジモプロへ出荷依頼データとして自動で同期されます。
同期のタイミングは5分間隔、30分に1回、60分に1回の3パターンがあり、これを24時間帯で任意選択できる仕様になっています。
出荷完了データ
ロジモプロ側で出荷作業から配送会社への荷渡しまでが完了すると、出荷完了データとして配送会社や送り状番号といった配送情報がシッピーノを経由してShopifyへ同期されます。
出荷完了データ同期のタイミングは出荷当日の夕方~夜間となります。
在庫情報
ロジモプロ(倉庫)の在庫数がシッピーノを経由してShopifyへ同期されます。
在庫情報は最短30分前後でShopify側にも反映されるようになります。
商品マスタの紐づけ機能について
シッピーノにはECサイトの商品マスタ情報をそのまま倉庫側に連携して登録させるような機能はありませんが、Shopifyとロジモプロの商品IDを紐づける機能が備わっておりますので、商品IDが異なっていても問題はありません。
例)
上記例では、Shopifyでは「1111」、ロジモプロ側では「AAAA」という商品IDでそれぞれ管理されています。
Shopify側で「1111」の注文が入った場合でも、シッピーノの商品ID紐づけ機能によりロジモプロ側では「AAAAを出荷する」というデータとして登録されます。
※事前に設定が必要です。
そのため、商品管理番号がECサイトと倉庫で異なる場合でも、問題無く自動連携が可能です。
(参考)
Shopify×シッピーノ×ロジモプロのご利用事例
費用について
ロジモプロ
ロジモプロの料金体系は初期費用・固定費0円の完全従量課金制となっています。
基本料金は入庫料、配送料、保管料の3つから構成されており、倉庫に商品を預けていただいたタイミングで初めて費用が発生いたします。
例)
月間入荷商品数:1,000点
月間出荷件数:500件(同梱なし)
商品サイズ:メール便サイズ
上記条件で1か月あたりの概算費用を算出した場合、
入庫料:18,000円(18円×1,000点)
配送料:160,000円(320円×500件)
保管料:12,000円(0.4円×1,000点×30日)*
合計:190,000円(税別)
となります。
*保管料は便宜上全量を30日保管した場合の最大値で算出しておりますが、当然の事ながら出荷により在庫数が少なくなればその分保管料も低くなります。
なお、1箱に複数点を同梱して出荷する場合、2点目以降の同梱から追加ピッキング料が別途発生します。
また、ロジモプロではプチ巻き梱包やギフトラッピングなど、オプションサービスも提供しております。
詳しくはロジモプロのサービス料金表をご覧くださいませ。実際にご利用いただいた方の料金モデルも掲載しております。
シッピーノ
シッピーノは1連携につき9,800円(税別)の費用に加えて、自動連携出荷件数による従量課金と、ストアSKU数に応じて料金が課金されます。
例)
・Shopifyとロジモプロの1連携
・月間出荷件数:500件
・ShopifyのSKU数:50
上記条件の場合、
連携費用:9,800円
出荷件数従量課金:13,300円(30円×270件+26円×200件)*
SKU課金:0円(500SKUまでは無料)
合計:23,100円(税別)
となります。
*出荷件数従量課金は件数に応じて段階的に単価が変わります。シッピーノの料金体系についてはこちらのページをご参照ください。
Shopifyとロジモプロを連携するためにはシッピーノを導入する必要があるため、直接連携ができる発送代行サービスよりもコストが高くなってしまうという印象を持たれるかもしれません。
ただ、発送代行サービスをご利用いただく上でかかる費用は入庫料、配送料、保管料などの基本料金の他、サービス提供会社によっては別途作業費が発生するケースもあります。
※当然の事ながら、基本料金の設定も会社によって異なります。
これは実際にロジモプロのユーザー様よりお聞きした事なのですが、以前はShopifyと直接連携ができる別の発送代行サービスを利用していたものの、トータルコストを試算したところロジモプロ+シッピーノを使った自動連携の方が安かったので、ロジモプロへ乗り換えたという事した。
これはあくまで一例であり、当然ながら直接連携した方が低コストで収まるケースもあります。
ECの出荷業務に関わるコストはお取り扱いの商材(サイズ)や出荷件数など運営状況によって様々なので、まずは発送代行サービスを提供している会社に相談しましょう。
まとめ
Shopifyとロジモプロは直接連携はしていませんが、「シッピーノ」というアプリを導入する事で自動連携の構築が可能です。
そのためシッピーノのご利用料金が別途発生する事になりますが、運営状況によってはトータルコストを低く抑えられる可能性もあります。
ShopifyでECを運用されていて出荷業務の自動化を実現されたい方は、自動連携サービスを提供している発送代行会社へお問い合わせいただき、コスト面や連携の仕様等について詳しく確認される事をおススメいたします。
ロジモプロはEC物流運用実績18年以上の株式会社清長が運営している発送代行サービスです。
もちろん物流倉庫は自社で運営しており、入出荷のスピード感と梱包の品質、コミュニケーションのレスポンスの早さといった面で、ユーザー様より評価をいただいております。
ECの出荷業務で課題をお持ちの場合は、是非ご相談くださいませ!