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BASEの送料はどう決める?送料詳細設定Appについても詳しく解説!

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2025.02.18

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ネットショップを運営する上で抑えておきたい重要なポイントが送料価格の設定です。
手軽にネットショップを開設できることで人気のクラウド型ECカート「BASE」を使って初めてネットショップを開設した方の中には送料設定でお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

こちらの記事ではどのように送料の価格設定を行えばよいか、抑えるべきポイントやBASE上での具体的な送料設定の方法などを解説していますのでぜひ参考にしてください。

送料の価格設定の重要性

ネットショップを運営する場合、他では買うことのできない唯一無二の商品を取り扱っている、ネットショップのブランディングが強固なものとして成り立っているなどの場合を除き価格競争に巻き込まれます。

価格競争には商品そのものの値段はもちろん、送料の価格も含まれます。
ネットショップで商品を購入する場合、多くの消費者が商品本体の価格と送料を足した金額を購入金額として考える場合が多く、送料を加味した値段が商品本体の値段と考えてもいいでしょう。

実際に商品価格が同じ場合、送料が安いショップが選ばれることはもちろん、
商品価格が高い場合でも送料を加味した合計金額が安いショップが選ばれる傾向にあります。

保証や信頼度など他にも考慮される点は多々ありますが、「送料」は消費者がネットショップを選択する上で非常に重要な要素となります。

BASEでは自身で自由に送料の設定が可能なため、配送料や配送資材、人件費など複数の要素を考慮した上で無理のない範囲で送料を設定しましょう。

よくある送料の料金設定

ここでは多くのネットショップで採用されている送料の料金設定について紹介します。
以下に紹介する料金設定のメリット、デメリットを踏まえて参考にしてください。

送料を無料にする

消費者の立場で考えると一番嬉しいのは「送料無料」です。
送料無料の場合、商品の値段がそのまま支払金額となるため分かりやすいのも特徴です。

しかし、消費者に送料を負担してもらわない分、自らが負担しなければならないため利益が圧迫される傾向にあります。
高単価な商品や、複数同時に購入される傾向がある商品ではなく、単価が安いかつ単品で購入される傾向にある商品を取り扱っている場合は注意が必要です。

送料無料の表示をした上で、商品単価に送料の費用を上乗せする方法もあります。
その場合、消費者に競合のネットショップと商品価格の比較をされた時点で選択肢から外されない程度の価格設定を心がけましょう。

一定金額以上の購入で送料を無料にする

「3,000円以上のお買い上げで送料無料」のように一定金額以上の購入で送料を無料にする方法です。

多くのネットショップやECモールでこの形式が採用されており、消費者、ネットショップ運営側どちらにもメリットがある施策と言えます。

金額設定を設けることでその金額に届かない場合、送料として掛かる費用と比較して本来購入を考えていなかった商品を追加で購入してもらえる場合が多いです。

結果的に一人あたりの購入単価が上がり、送料を抑えることができます。

送料が発生する場合でも、条件を満たすことで送料が無料になる案内があることでより購買体験に納得感が生まれるでしょう。

全国一律の料金設定にする

全国一律で送料価格を設定する方法です。
どこに住んでいても一定の送料のため地域間の格差がなく、料金もシンプルで分かりやすいことが特徴です。

発送元によっては購入される機会が多い地域と距離が遠い場合、消費者に請求する金額以上に送料が発生することもあるため注意が必要です。

基本は全国一律の設定を敷き、離島や沖縄県のみ例外として別途送料を請求するなどの設定もおすすめです。

地域別の料金設定にする

発送地域別に送料価格を設定する方法です。
実際に運送会社の送料は地域によって異なるため、より実費に即した料金設定と言えるでしょう。

送料無料や全国一律と比較すると多少複雑だと感じる消費者もいらっしゃるかもしれませんが、ネットショップ運営側の視点では一番堅実な料金設定と言えるでしょう。

配送手段・リードタイムによって設定する

運送会社が提供する配送方法によって送料価格を設定する方法です。
商品の大きさに応じてポスト投函できるDM便や宅配便など配送方法によって消費者の送料負担が異なります。

また、即日発送やお急ぎ便などオプションを追加し、要望があれば追加で料金をいただきながら対応する方法もあります。

価格設定のポイント

よくある送料価格の設定を紹介しましたが、規模や取り扱う商品などによって適した送料設定はネットショップごとに異なります。

下記で紹介する価格設定のポイントを参考にして自身のネットショップに合う送料設定を行ってみてください。

利益率を確認する

利益から逆算して送料価格を設定しましょう。

平均注文額や販売コスト、仕入れなどを考慮してどの程度利益が出ているのか、そこから送料を引いた場合に残る利益などを検討した上で無理のない送料を設定する方法です。

将来配送料が値上がりすることも視野に入れ、ゆとりを持った設定をおすすめします。

商品の販売価格に送料上乗せを検討する

「送料無料」を謳うために商品代金に送料分を上乗せする方法です。
ネットショップにおいて「送料無料」の表示が持つインパクトはとても大きく、購入を選択する上での条件になることも少なくありません。

しかし、表記上は無料でも実際に無料で配送されているわけではないため、こちら側で全額負担しようとすると利益を圧迫してしまいます。

商品価格+送料を販売価格にして送料無料とご案内しても、商品価格+送料別途発生とご案内してもお支払いいただく合計金額は変わらないため、インパクトを強めるためにも送料を商品代金に上乗せしてみても良いかもしれません。

競合の価格設定を確認する

競合がいない商品の場合は送料価格をあまり気にする必要はありませんが、競合が存在する場合は送料をチェックしてみましょう。

消費者の多くはネットショップで商品を購入する場合、商品価格や送料を比較する場合も多く、品質や保証に差がない場合は価格が安いショップを選択するのが一般的と言えます。

競合調査する場合は商品価格だけではなく、送料もしっかりとチェックすることをおすすめします。

実際にBASE上に送料設定をする方法

ここからは実際にBASE上のショップに送料を設定する方法をお伝えします。
送料の設定方法にお悩みの方は下記手順を参考に送料を設定してみてください。

送料詳細設定Appをインストールする

BASEで送料を設定する場合、ショップ情報から「ショップの送料」を設定することも可能ですが、全ての商品に同一料金の送料が適用され、送料無料の条件を追加できないなど柔軟な対応ができません。

商品ごとの送料設定など詳細な設定を行いたい場合、「送料詳細設定App」を用いて送料を設定します。
BASEには数多くのアプリが存在しており、一部有料を除きほとんどのアプリを無料でインストールすることができます。

送料詳細設定Appも無料でインストールできるのでBASEでネットショップを運営する場合は必ずインストールしましょう。

その他のアプリも必要に応じてインストールすることをおすすめします。
管理画面メニュー「Apps」からインストール可能です。

配送方法を設定する

アプリのインストールが完了したら実際に配送方法を設定していきます。
「配送方法を追加する」をクリックすると新規で配送方法が設定できます。
「配送方法名」「配送方法の説明」を入力すると、送料の設定に進むことができます。

「配送方法名」や「配送方法の説明」はテンプレートを使用することも可能です。
購入者に対して分かりやすい説明を心がけましょう。

送料の設定では「全国一律送料」「地域別送料」「サイズ別送料」から選択することが可能です。
地域別送料ではエリア一律はもちろん、都道府県単位での設定も可能です。

サイズ別送料ではサイズ設定を登録したのち、全国一律送料と地域別送料を選択することが可能です。
サイズ別送料では商品の個数別、重量別で送料を管理するため重量で管理する場合は、商品毎に商品管理画面から重量設定を行う必要があります。

同じ配送方法で複数購入時の設定については、お取り扱い商品がまとめて同梱できる物の場合は「まとめて1点として送料を計算する」

サイズが大きいまたは単価が高く同梱するのが好ましくない場合は「商品ごとに送料を計算する」での設定をおすすめします。

最後に登録した配送方法の設定を適用する商品を選択すれば送料設定の完了です。

送料を無料にする場合、送料の金額を「0円」にすれば設定完了です。

また、一定の金額以上の購入で送料を無料にする場合も送料詳細設定Appで設定が可能です。
会計時に自動で計算してくれるため、設定しておくことをおすすめします。

商品毎に送料を設定する

送料詳細設定Appを使えば配送方法の異なる商品がまとめて購入された場合、二重に送料が掛かることなく適切な送料を請求することも可能です。

複数商品を取り扱っており、「ネコポス」と「宅配便」の2つを配送方法として利用している場合、宅配便で配送される商品には配送方法「宅配便」のみを適用し、ネコポスで配送される所品には配送方法「ネコポス」と「宅配便」の両方を適用することで、2つの商品がまとめて購入された場合、どちらにも適用されている「宅配便」の送料を購入者に請求することができます。

また、上記のように複数配送方法が設定されている商品が単品で購入された場合、購入者側で配送方法の選択が可能ですが、BASEの仕様上、一番安い配送方法がデフォルトで表示されていることも安心です。

このように2つ設定されていることで配送方法が宅配便のものとまとめて購入された場合は「宅配便」、配送方法「ネコポス」の商品のみで購入された場合は「ネコポス」の送料を請求することが可能です。

送料を抑えるための外部サービス

ここからは送料や出荷作業負荷を抑えることが期待できる外部サービスについて紹介します。
商品を出荷するにあたって、配送料の他に出荷作業人件費、資材費、保管スペースにかかる費用なども送料に考慮しなければなりません。

配送料のみを送料として請求してしまうと、出荷件数が増えていくにつれて利益やリソースが圧迫されてしまいます。

BASEを利用している場合は下記で紹介するようなサービスの利用も検討してみましょう。

かんたん発送Appを利用する

かんたん発送(ヤマト運輸連携)Appは発送業務を効率化するアプリケーションです。
送料詳細設定Appと同じく無料でインストール可能です。

かんたん発送を利用することで宛名書きの作業なし、支払作業なし、定価より安い料金で発送可能などのメリットがあります。

また、配送料金が全国一律料金になることも大きなメリットと言えるでしょう。

ヤマト運輸の営業所や一部コンビニに荷物を持ち込み、窓口でコードを表示することで商品の発送が可能です。

宛名書き、支払業務だけではなく、定価と比較しても安い金額で配送が可能なため、現在ヤマト運輸を使っている場合や、現在の配送料金と比較して少しでも安くなる場合は導入を検討してみてください。

かんたん発送には日本郵便と連携している「かんたん発送(日本郵便連携)」もあります。
こちらでは郵便局や郵便ポストから発送が可能なため配送方法によって使い分けると良いでしょう。

メリット
・定価よりも安い配送料金
・全国一律の配送料金
・宛名書き作業、支払作業不要

物流アウトソーシングを利用する

作業効率化の範囲を宛名書きからさらに広げ、発送業務全般をアウトソーシングしてしまうことも送料や作業負荷を軽減する一つの方法です。

発送業務をアウトソーシングすることで物流費全体の最適化が期待できます。

株式会社清長が提供する物流アウトソーシングサービス「ロジモプロ」は送料詳細設定Appと同じく無料でBASE Appsよりインストールの手続きが可能です。

BASE Apps 「ロジモプロ」

ロジモプロを利用することで、ロジモプロ倉庫に預けた商品への注文が入ったら、自動で出荷指示がかかり、倉庫内で出荷作業が行われます。

出荷が完了次第、配送会社の情報を自動でBASEにアップロードし、購入者へのメール送信まで自動で行うことが可能です。

配送料も全国一律かつ、かんたん発送(ヤマト運輸連携)と比較しても安いため、少しでも配送料を抑えたい方にもおすすめです。

料金体系は完全従量課金制を採用しているため、預ける在庫数や月々の出荷件数が少ない場合でも気にせず利用することができ、作業負担や資材費用、在庫保管スペースなどの悩みをまとめてアウトソーシングすることができます。

ロジモプロはBASE公認のBASE Partnersのため安心してご利用いただけます。

メリット
・出荷作業をまとめてアウトソーシングできる
・かんたん発送(ヤマト運輸連携)と比較しても安い配送料
・作業人件費、資材費用、在庫保管スペースなども解決

まとめ

ネットショップは出荷件数が増えていくにつれて発送業務の負担が大きくなってしまうという問題が常に付きまといます。
さらに、BASEを利用している方の多くは少人数でショップを運営している場合が多く、本来注力したい業務外にリソースを割かなくてはならないことが少なくありません。

適切な発送代行サービスを選定することで、業務の効率化はもちろん、物流費の効率化、顧客満足度の向上などあらゆる変化が期待できます。

株式会社清長が提供している発送代行サービス「ロジモプロ」はBASEと自動連携が可能です。

システム連携することで受注から出荷完了までのプロセスが自動化される他、、配送料が沖縄県を除く全国一律の点などBASEとの親和性も非常に高いサービスとなっています。

BASEを利用してネットショップを運営する上で、物流面に課題を感じている方は、ぜひ発送代行サービスを検討してみてはいかがでしょうか。

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